よだれ悪阻と鍼灸治療3月31日(火)


今日が6回目の治療となる『よだれつわり』の妊婦の患者さんが、症状が改善されましたので、患者さんにもこれで様子を見て下さいと伝えて、治癒とする事が出来ました。大変うれしく思います。
電話で相談を受けた段階では、よだれ悪阻は鍼灸治療でも少し難易度は高いので効果は五分五分ですと伝えました。それでも薬を飲んでも治らないこの症状を何とか良くしたいと願い、私を信じて来院してくれました。

このよだれ悪阻は通常の悪阻よりも気持ち悪さも強く、それに伴いよだれが出続けます。

東洋医学の五臓六腑の考えでは涎(よだれ)は脾胃の消化器系と関係があると先ずは考えます。この患者さんも脈診や腹診をして、脾胃と肝の気の巡りに問題がありましたので、鍼とお灸を使って調整を続けました。
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3回目の治療で気持ち悪いのが減り、それに伴いよだれも10あった症状が6まで減りました。
今日の治療の時にはさらに気持ち悪いのもよだれも改善されていて、患者さんの表情も明るく、治癒とする事が出来ました。
最後に8月の出産に向けて安産のツボでも有名な『三陰交』のお灸を患者さんには指導をして、家でもご自身でお灸を続けるとの事でした。
母子共に健康で、元気な赤ちゃんをご出産される事を心から願っています。

当院では妊婦さんの治療経験も豊富ですので、安産のお灸やつわり、その他にもむくみ、肩こり、腰痛などお気軽にご相談を頂ければと思います。

院長 吉田智哉


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